以前から気になっていた珊瑚(さんご)ネックレスを、ついに手に入れました。
ウキウキで1日着けてたんですが、帰宅して唖然!
珊瑚が白くなって変色してるし、ツヤが無くなって曇ってる~(涙)
おまけに追い打ちをかけるかのような出来事もあり(自分のせい)、本当に落ち込みました。
でも憧れの珊瑚ジュエリー、ここで諦めるわけにはいかない。
この白さと曇りを自分で直そうじゃないの!とチャレンジしてみました。
ネックレスに限らず、珊瑚ジュエリーの普段のお手入れ方法を知りたいという方、ぜひ参考にして下さい。
※今回使用しているのは本物の珊瑚になります。表面着色やコーティングがされているような珊瑚「風」商品に対しては対応が変わりますので、記事の内容を真似しないで下さい。
1日着用したら珊瑚が曇って白くなった
これが私の珊瑚のネックレス。
楽天で、こちらのお店から購入しました↓(ヤフーにもお店があるみたいです)
そこそこ良い価格で買った、お気に入り且つ大切なものです。
地中海珊瑚(胡渡り珊瑚)で出来ています。
真夏になり、
「夏といったら珊瑚でしょう!」
ということで、外出で1日中着用していたら夕方には…
- 珊瑚ネックレスの表面がべた付いている
- 表面のツルッツルな輝きと触感が失せている
となり、指で軽く表面をぬぐってみたけど、元の美しい珊瑚ではなくなっていました。

ショック…
首元の汗や日焼け止めがついて、変貌したみたいです(後半の画像で見られます)。
珊瑚は酸性の汗や化粧品に弱く、変色しやすいというのは知っていました。
でもまさか、1日着用しただけでそうなるとは。
私は普段、パールネックレスを着けた後は、パールをセーム革のクロスで拭いて棚に戻すようにしているんです。
でも今回はなんかスッキリさせたい欲が強くて。
ノンアルコールの、赤ちゃんにも使えるというウェットティッシュで軽くふきふき…
(赤ちゃんにも使えるなら、珊瑚にも優しい成分なはず!という思いこみ)
そしたらパァーッと珊瑚が白っぽくなってしまったんです!!
そして私の顔色は真っ青になりました。
実は先程の画像は、珊瑚が白っぽくなってから5時間程経って撮影したものです。

落ち込んでいて、すぐには写真を撮れなかったのです
5時間前の当時はもっと白かった気がしますが、なんか白っぽさは直りました。
- 水分を与えたことで白っぽく変色したけど、乾いて色が戻った?
- ウェットティッシュの成分で変色したけど揮発して回復した?
- 汗とかの変貌ショックで見間違えた??
明確な理由は不明ですが、とりあえず思いっきり白っぽくなったのが直ってホッとしました。
ちなみにウェットティッシュに記載されている成分は、
でした。
個々の成分についてはよくわからないけど、純粋な水とはまた違いますよね。
ウェットティッシュは水洗いの代わりにはならないということで、今後は注意します。
で、激しく白っぽいのは解決したんですが、よく見るとまだ重傷箇所が結構あってですね…
首の後ろ側の部分は、殆どが白っぽく変色して曇っています↓
アジャスターの先端についている、飾りの珊瑚玉もこんなに白く、ツヤゼロに(涙)↓
胸元側はまだマシなほうで、中央の珊瑚のように無事だったパーツもありました↓
元々全ての珊瑚の状態が、人差し指に乗っている珊瑚のように赤くツヤツヤでピッカピカだったんです。
それが人差し指の両端の大きい珊瑚は、ツヤが無くなってしまいました。
さて、これを元に戻すには購入元の工房に相談するしかないのかな~。

高かったのに、またお金が飛んでいくのかぁ
とりあえずはまず自力で、なんとかしてみようと思います!
今後も珊瑚ジュエリーを着けたいので、せっかくならこの機会に『自分の手できちんと手入れできる方法』を知りたいのです。
本当に最終的にダメだったら、購入元に磨き直しなどの相談をするつもりです。
ではレッツ、チャレンジ!!!
直すために珊瑚を拭いて磨いてみる
私は珊瑚の表面についた汗や日焼け止めの汚れを(間違えたやり方で)取りました。
が、まだ丁寧に取り切ったわけではないので、気持ちをリセットして一からやります!
珊瑚のお手入れの基本ということで、これから珊瑚を拭いて磨いていきます。
以前の珊瑚のあの、ちゅるちゅる赤を目指すぞ!!
実力派のセーム革で拭く
ジュエリーのお手入れには、メガネ拭きみたいなクロスよりもこのセーム革↓がおすすめです。
一日着用して汚れた宝石が拭くだけでキラッキラになるので、私も愛用していますよ。
どんなジュエリーも、私はこれでお手入れしています。
このセーム革で、珊瑚ネックレスのアジャスター先端の珊瑚を
1.包んで撫でるようにふきふき…
2.輝きは出た
珊瑚表面は柔らかく光を反射する程度でしたが、もっとクッキリ反射がわかるようになりました。
でも白い線が沢山ついているのはビクともせず。

ハイ、次いこ!!
有名なシルバー用の磨き布で研磨
珊瑚ジュエリーの輝きを戻す方法をネット検索していたら、シルバー磨き用の布がいいって情報をゲット。
シルバー磨き用の布とは、これのことです↓
この青いの、すっごく有名ですよね。
安くて使える、最高のシルバー磨き布だと思います。
私も普段シルバーのリングやネックレスに使っているものがありますので、引き出しから出してきました。
1.軽くこすり付けるように(破損注意)ふきふき…
2.お?白線減った?
3.更に磨いたら白いの結構消えた!!
4.セーム革で仕上げたら表面にツヤが出た
シルバー用の布には研磨剤が入っているので、珊瑚の表面が削れて白く変色した箇所が無くなったんだと思われます。
それで珊瑚のもとの赤い箇所が出て来て、赤みを取り戻しました。
でもそれだけだと表面は、削られてガサガサした感じに。
なので珊瑚についた研磨剤をティッシュで軽く拭き取ってから、セーム革で包んで撫でるように磨きました。
セーム革を使ったら、なんと表面に輝きが!!
でもぼんやりした輝きですね。
購入時のツヤっとした輝きには程遠い…。

まだ次の手がある!!
ネットで珊瑚専用のツヤ出し布をゲット
良い感じで進んできたのですが、あともう一歩なんだよなぁ~。
とネットで再調査したところ、なんと『珊瑚専用のツヤ出し布』が売ってるじゃないですか↓
早速買いました。
これは先程のシルバー磨きのシリーズ品で、色が黄色のタイプの布です。
数日後、届いたので前回と同じ珊瑚を磨いてみると…
じゃーん!(ピンボケですみません(汗))
ツヤツヤになりましたぁ~!!!
というわけでツヤ出しの方法がわかったので、他の部分もやってみました。
まずは片側だけやってみて比較。
磨いた側は、白さが落ち着いて艶もありますね。
もっと気合を入れてシルバー磨きで研磨すれば綺麗に赤くなりそうですが、今回は初めてということで、これくらいで。

やりすぎると珊瑚が砕ける可能性もあるので、慎重に。
その調子で全体をやって、完成したのがコチラ↓
見づらくて申し訳ありませんが、所々の珊瑚の艶が出ているのでお察し下さい(汗)。
拡大してみましょう。
胸元にくる、正面中央部分です
無事だったパーツとの比較
人差し指の所が指しているパーツは、話の前半で紹介した『無事だったパーツ』です。
それと比べてみると、他の珊瑚はさすがに元通りとはいきませんでしたが…。
でも周囲の珊瑚もそれなりに白さが減って、ツヤツヤになったのがわかります。
まぁ、まじまじと見ると、珊瑚のダメージはわかる人にはわかるでしょう。
でもこうやって着けてみれば
意外と気にならないレベルまで回復したでしょう?!
これでいいんです。
今後も何度も、着けて汗をかいては磨き、ダメージが深くなれば研磨して磨きを繰り返していくでしょう。

ただ、研磨を続けたら珊瑚が小さくなっていきそう…やりすぎ注意ですね。
自分での対処法がわかったので、今回はひとまず良しとします。
正しい珊瑚の取扱い&お手入れ法とは
今回の件で学びました。
珊瑚ネックレス(珊瑚ジュエリー)を取り扱う際に抑えるべき重要ポイントは、
『汗や日焼け止め、化粧品になるべく触れないように着用する』
つまり、さっきの画像のようにこんなふうに↓
できるだけ服の上に乗せて着けること!
汚れがついても、後から拭き取ればいいじゃん~と思ったけど、よく考えたら化粧品や汚れがついた時点から珊瑚の変色化はスタートしますからね。
変色化の引き金を引かないためには、地肌より服の上が安心ってことです。
で、着用した後の、珊瑚ネックレスの正しいお手入れ方法は以下の流れになります。
- 汚れが多い時は、まずは優しくティッシュで珊瑚表面の汚れを拭き取る
- セーム革などのジュエリー用クロスで汚れを拭く
- 珊瑚の表面をツヤ出ししたい場合は、研磨剤入りのシルバークロスで磨く⇒ティッシュで研磨剤を拭き取る⇒珊瑚専用のツヤ出し布で磨く
※珊瑚に変色や傷が少ない場合、シルバークロスは使わず珊瑚専用のツヤ出し布で磨くだけでOK
ネックレス以外の珊瑚ジュエリーも共通の方法です。
でもあくまで私の経験によるものですので、お手持ちの珊瑚ジュエリーの状態に合わせて適宜アレンジして下さいね。
そしてお手入れの際に注意してほしいのが、以下の3点です。
1.研磨剤入りのクロスの直後にジュエリークロスで拭かないこと(ジュエリークロスに研磨剤がついてしまう)
⇒もしそうなった場合は、ジュエリークロスを綺麗に洗ってから他のジュエリーに使いましょう
2.珊瑚は硬度が低く、欠けたりひび割れを起こしやすいのでお手入れ時は力を入れすぎずに優しく扱う
3.素人でのツヤ出し・手入れには限界アリ。時々は購入店や専門店でメンテナンスをしてもらうこと。
大切な珊瑚ジュエリーですので、使ったら都度きれいにしてあげて、長く使いたいものですね。
珊瑚ジュエリーの保管時の注意点
さて、珊瑚ジュエリーのお手入れ後の保管法についてです。
珊瑚は直射日光や高温、他の硬いものとの接触を避けるのが良いそうです。
つまり保管場所としては、窓際や、暖房が直接当たるような場所は避けましょう。
また、引き出しやジュエリーボックスに入れる際にも隣同士になる物やジュエリーとぶつからないよう、ご注意を。
柔らかい布にくるんだり(手入れ用のジュエリークロスなら、使ってそのまま包んで楽チン)、個別のボックスに入れると安心です。
あまり密閉しすぎても良くないとも聞いたのですが、台所に近いなど油汚れがつきやすい場所に置く際は、ジップロックに入れておくのがおすすめです。
ジップロックに入れておく場合は時々着用したり、袋内から取り出して空気を入れ替えたりして保管しましょうね。
まとめ
珊瑚ジュエリーが白くなって変色し、曇った場合の対処法を書きました。
必要な布で順番に磨いていけば、お手入れ完了です♪
そして正しい取り扱いとお手入れ、保管をすれば長く珊瑚とお付き合いできますよ。
珊瑚は繊細そうで扱いにくいからちょっとな…と迷っている方、扱い方がきちんとわかれば怖くありません!
軽くてお洒落で素敵な珊瑚、あなたも是非使ってみて下さいね。